Windows環境下でのフリーのDICOMビューワとして「K-Pacs」がありますが2008年に開発が終了しています。K-Pacsの代わりにCONQUESTと併せて用いられることが多いのが「RadiAnt」です。価格は99ユーロ(日本円で13,000くらい)。
RadiAntは https://www.radiantviewer.com/ から入手可能です。ダウンロード後、「RadiAnt-4.6.9-Setup.exe」を実行すると簡単にインストールできます。
日本語化も可能です。https://www.radiantviewer.com/translations/ から「language_ja.xml」をダウンロードし、右上のメニューで「Choose a language」→「Import language XML file」からダウンロードしたファイルを選択します。
CONQUESTと連携するにはCONQUEST側での設定が必要になります。「Known DICOM providers」タブで↓のように入力します。左からAEタイトル(デフォルト設定のままの場合 RADIANT)、RadiAntをインストールしたパソコンのホスト名もしくはIp address、RadiAntが使用するポート番号(デフォルト設定のままの場合 11112)、圧縮形式となってます。
左から2つ目の項目は環境に応じて変更して下さい。DHCPでIP addressを取得している場合はホスト名を入力して下さい。CONQUESTをインストールしたパソコンはIPを固定しておいた方が良いと思います。
複数のパソコンにRadiantをインストールして使用する場合はAEタイトル、ポート番号が重複しないようにする必要があります。
Radiant側の設定は、CONQUESTをインストールしたパソコンのIPアドレス(固定アドレス推奨)、CONQUESTが使用するポート番号「5678(デフォルト設定の場合)」、AE タイトル「CONQEUSTSRV1(デフォルト設定の場合)」、ホスト名「conquest(何でも良い)」と設定します。
CONQUESTをインストールしたパソコンでRadiAntが使用するポート(デフォルト設定の場合 11112)を開いておく必要があります。セキュリティソフトをインストールしている場合はWindowsセキュリティとセキュリティソフトの両方でポートを開放する必要があります。
ここまでの設定で問題が無ければモダリティ(CR)からのデータをCONQUESTで受け取り、Radiantでデータを参照し、表示することが可能です。
Conquestのインストールや、ビューアアプリRadiAntの使用に関しまして、この組み合わせは私も同意見です。
私自身もConquestの構築を行っているのですが、1点悩んでいることがあります。
モダリティ側で患者様の名前が全角の場合、DICOM画像の患者名タグ内では文字化けを起こします。
更にモダリティから送信すると、同時にデータベースにも情報が登録されますが、ここの患者名も文字化けしてしまいます。
これを文字化けせずに正常に登録されるような方法をご存じないでしょうか。
半角ならば問題ないですが、使用している病院さんでは全角を採用していますので
対応方法に苦慮しております。
モダリティ側で文字化けを起こしているのでしたら、モダリティ側でのCSの設定に問題があるかもしれませんね。
参考ページ
ttps://www37.atwiki.jp/rctc/pages/21.html
お返事ありがとうございます。
Conquestを導入した当方の病院さんでは、以前までは日本のとあるメーカーのPACSサーバを使っていました。
この時は、モダリティ側からの全角情報は文字化けせずにきちんと送信されているのです。
最初の質問内容を訂正します。
DICOM画像の患者名TAG内は、文字化けしていません。
RadiAntで表示したらきちんと日本語も表示されました。
データベースに登録される患者名のみ文字化けしています。
全角もそうですが、半角なカタカナも文字化けしてしまいます。
逆の言い方をすると、半角英数字だけなら文字化けはしません。
Conquest側での何らかの環境設定でできるのではないかと予想していました。
Conquestのデータベースで文字化けとありますが、どの状況で文字化けを確認できますか?
Conquestの「Browse database」の患者名なのか?、RadiantでConquestに問い合わせた検索結果の患者名なのか?
仮にConquestが使用しているデータベースの問題でしたら、Conquestの設定の問題では無く、データベースの問題だと思いますが。
参考ページ(使用しているデータベースがmySQLの場合)
ttp://proengineer.internous.co.jp/content/columnfeature/6653